ARDX
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電卓を使ったチュートリアルです。
同様のチュートリアルがTester01 のインストーラーにも同梱されています。
ここでは以下の操作を自動実行しながら自動検証して整合性を確認すると共に、
自動で試験手順書と試験結果を出力する手順を記載しています。
編集内容
:1+2+3=6
デスクトップ画面での操作
Tester01のアイコンをダブルクリックして起動します。
起動直後の画面の確認
起動した事を確認して下さい。
初期設定を記入
試験用APの実行、試験手順書の作成、エビデンス及び統計を取る際に必要になりますので、
全て記入しておいた方が良いです。
試験名称
:
チュートリアル用電卓試験
モジュール名
:
c:\windows\system32\calc.exe
ヴァージョン
:
6.1
製作者
:
あなた
確認者
:
わたし
起動引数
:
試験対象の電卓を起動してみる
この段階でとりあえず動かしてみましょう。
電卓が起動した事を確認 1
初期設定のモジュール名のパスが正しければ電卓が起動します。
この段階では電卓が起動した事だけを確認します。
まだ操作や試験結果が無いのでメッセージが出力されますが、
[OK]ボタンをクリックして先に進みます。
電卓が起動した事を確認 2
立て続けにメッセージが出力されます。
デバッグに掛かった時間を出力しています。
ここでも気にせず[OK]ボタンをクリックして先に進みます。
ウィンドウ情報の取得準備
「Cursor Position」ダイアログを出力させます。
「Cursor Position」ダイアログの出力を確認
操作に必要なウィンドウ情報を取得する際に手助けをしてくれる画面です。
ウィンドウ情報の取得開始
「Cursor Position」ダイアログの[開始]ボタンをクリックします。
マウスでポイントしたウィンドウが青く縁取られ、ウィンドウ情報を取得しだします。
最上段の欄にはショートカットキーによる操作方法が記述されます。
大きさを変えられますので、好みの大きさで、自由な位置に配置して下さい。
アイテムの追加
アイテムをツリービューペインに追加します。
全ての操作はショートカットキーで対応できます。
次回からのアイテム追加等はショートカットキーで説明しますが、
[編集メニュー]に記述されている事を確認して下さい。
操作アイテムの追加を確認
この段階ではあまり意識する必要はありませんが、
追加された位置によって操作の順番が決まる事に注意して下さい。
見出しアイテムの作成
見出し
とは、一連の操作が何を対象に実施しているかを明確にする為のものです。
特に省略しても機能には影響しませんが、見出しがあった方が管理し易くなります。
画面下のプロパティペインで[見出し]ボタンをクリックします。
見出しアイテムの編集
画面下のプロパティペインの[キャプション]に“1~3を足す”と入力します。
操作アイテムの作成
操作
とは、1アクション毎にアイテムに記述して行くことです。
メニュー→編集→追加より既にアイテムの追加をしていますが、
ここからは、ショートカットキーで追加して行きましょう。
[Ctrl+E]をタイプしてアイテムを追加します。
電卓のボタン情報を取得
電卓の[1]ボタンをポイントします。
この時青枠で縁取られていない場合は、
ウィンドウ情報の取得準備
を 確認して下さい。
青枠で縁取られていた場合は、[Ctrl+Shift+S]をタイプします。
すると、プロパティペインに[1]ボタンのウィンドウ情報が反映されます。
電卓のボタン情報を編集
残念な事にWindows7 から電卓もWPFで作成されているようで、ボタンのキャプション情報がありません。
キャプション情報がある場合は、
電卓のボタン情報を取得
の際にキャプションも反映されます。
しょうが無いので、ここはマニュアルでキャプションに"1"を入力します。
※キャプションデータは取得できる場合と取得できない場合があります。
独自OCX(WPFやスキン含む)が対象の場合はキャプションデータが取得出来ません。
編集作業をしてみましょう
同様に、以下の操作を繰り返して[+]、[2]、[+]、[3]、[=]の操作アイテムを作成します。
[Ctrl+E]をタイプしてアイテムを追加する。
マウスを操作したいボタンにポイントしながら、[Ctrl+Shift+S]をタイプしてボタンのウィンドウ情報を取得する。
ボタンのウィンドウ情報にキャプション情報を追加して入力する。
検証アイテムの作成 1
検証
とは、一連の操作から導き出される回答に対して整合性を確認する為のものです。
まずは、アイテムをツリービューに追加します。
[Ctrl+E]をタイプしてアイテムを追加します。
検証アイテムの作成 2
画面下のプロパティペインで[検証]ボタンをクリックします。
電卓の操作結果を確認
さて、ここで電卓を確認してみます。
“1+2+3=”を実行した場合は“6”が出力されてる事になります。
電卓のディスプレイ情報を取得
ここでの操作は
電卓のボタン情報を取得
する時と同じです。
電卓のディスプレイ部分をマウスでポイントして[Ctrl+Shift+S]をタイプしてウィンドウ情報を取得します。
電卓のディスプレイ情報を編集
ウィンドウ情報が取得され、結果の“6”が画面下のプロパティペインの[Window Text]に反映されました。
※出力内容(今回は[Window Text])は取得できる場合と取得できない場合があります。
取得できなかった場合は、自動検証はできませんので、
[検証方法]コンボボックスを[手動検証]に変更して下さい。
画面下プロパティペインの[キャプション]には“合計”と入力します。
ウィンドウ情報の取得終了
ここまでの作業でウィンドウ情報の取得は終了です。
「Cursor Position」ダイアログの[終了]ボタンをクリックして終了します。
電卓を終了する
編集作業は終了ですので、電卓も消してしまいます。
試験手順書を出力
Tester01の売りの1つである試験手順書を出力してみましょう。
※「試験手順書の出力」をクリックしてからドキュメントを表示するまでは時間がかかります。
試験手順書を確認
一連の編集作業によって形作られた操作手順が帳票になって出力されます。
※「ツール」→「設定」→「エディット情報」→「帳票フォーマット」からワード、エクセル、pdf等で出力できます。
デバッグを実行
編集された操作が実行されます。
※以下のショートカットキーが使えます。
デバッグ開始
:
F5
デバッグ一時停止
:
Ctrl+Alt+
Insert
デバッグ中止
:
Ctrl+Alt+
End
試験結果の確認 1
Tester01のもう1つの売りである試験結果を出力してみましょう。
デバッグ終了時には、所定のフォルダに試験結果が出力されています。
確認、設定方法は以下の通りです。
試験結果の確認 2
「出力」エディットボックスをダブルクリックするとフォルダを開きます。
試験結果の確認 3
「出力」エディットボックスの内容+
製作者
のフォルダに試験結果が出力されています。
試験結果の確認 4
calc.exe_6.1_121209204831.doc は
試験手順書を出力
で作成された物です。
121209210819-1-7.png が今回出力されたエビデンスファイルです。
calc.exe_6.1_121209210818.doc が今回出力された試験結果ファイルです。
calc.exe_6.1_121209210818.doc をダブルクリックします。
試験結果の確認 5
「判定」欄に合否の判定が自動で記載されます。
「備考」欄にはハイパーリンクが張られたエビデンスが記載されます。
「備考」欄で[Ctrl + 左クリック]でエビデンスを表示します。
エビデンスの確認
121209210819-1-7.png エビデンスファイルです。
"1+2+3="と操作した結果が"6"であった事が確認出来ます。