ARDX
Let's more feel the new way of thinking.
編集内容:検証をActiveTechで実施する
ActiveTechを使ってみる
ターゲットの起動を検証 5
で説明しましたが、ブラウザはかなり特殊です。
ネット環境によってHPの表示時間は不定ですし、
テキストデータが先に表示されたわいいですが、画像データが小さなアイコンで表示され、
なかなか画像データが表示されない時があります。
つまり、タイトル情報が取得出来たとしても、HP全体の表示が完了したとは限りません。
残念ですが、この問題を自動で検証する事は出来ません。
どうしても画面全体の表示を確認する場合は、手動で検証して下さい。
手動検証設定方法 : 検証アイテム→プロパティペイン→検証→検証方法コンボボックス→手動検証を選択
しかしながら、ある条件が検証出来たらOKとする事ならば対応も可能です。
ブラウザー中にあるテキスト情報を検証するわけですが、
必要な部分だけ範囲選択出来れば、
ActiveTech検証
が可能です。
(ActiveTech検証はブラウザー以外でも対応可能です。)
では実際にやってみましょう。
検証アイテムのシブリングアイテムとして操作アイテムを追加します。
検証アイテムの親アイテムを選択して[Ctrl+E]をタイプして操作アイテムを追加します。
範囲選択する開始位置を取得
“Let's more feel the new way of thinking. ”を範囲選択します。
画面の矢印の位置にマウスをポイントして[Ctrl+Shift+S]をタイプしてウィンドウ情報を取得します。
マウスをドラッグする
[マウスイベント]コンボボックスより “ドラッグ” を選択します。
範囲選択する開始位置アイテムのキャプションを削除 1
さて、ここで勉強のついでですが、
手順書に出力する際に ActiveTech検証 の手順を明記する必要はありません。
手順書にはツリービューペインに表示されている内容が記載されます。
アイテムに何も記載が無い場合は、手順書には記載されません。
ですので、ツリービューペインのアイテムキャプションを消します。
操作アイテムを選択して[F2]キーをタイプしてアイテムを編集モードにします。
範囲選択する開始位置アイテムのキャプションを削除 2
アイテムキャプションを消します。
範囲選択する終了位置を取得
[Ctrl+E]をタイプして操作アイテムを追加してから
画面の矢印の位置でマウスをポイントして[Ctrl+Shift+S]をタイプしてウィンドウ情報を取得します。
マウスをドロップする
[マウスイベント]コンボボックスより “ドロップ” を選択します。
範囲選択する終了位置アイテムのキャプションを削除
範囲選択する開始位置アイテムのキャプションを削除 1
同様にアイテムのキャプション情報を消します。
「キャプション」と「名前」をコピー
さて、ここでも勉強のついでにプロパティペインのコピー機能について勉強しましょう。
違うアイテムに情報をコピー&ペーストする機能です。
「キャプション」と「名前」をコピーします。
「座標」をコピー
「座標」情報をコピーします。
検証アイテムを追加
[Ctrl+E]をタイプして検証アイテムを追加します。
「キャプション」と「名前」をペースト
検証する際のマウスのポインター位置も重要です。
なぜなら、ポイント位置の情報からコントロール情報を取得しているからです。
コピー
した情報をペーストします。
「座標」をペースト
デバッグを実行した際には、マウスの動きを見て行くことになりますので、人間が視認し易い位置に配置します。
コピー
した情報をペーストします。
ActiveTech検証
[ActiveTech]タブコントロールを選択して、
“Let's more feel the new way of thinking. ”を
手動
で入力します。
(ブラウザからコピー&ペーストが無難ですけど...)
※ブラウザは本当に特殊です。
htmlの書き方によって文字の最後にスペースが付いたりします。
ここでも文字列の最後にスペースが付きますので御注意下さい。
ナンカヨンダ? ( ̄▽ ̄m)m"_/| カタカタ
検証アイテムのキャプションを削除 1
範囲選択する開始位置アイテムのキャプションを削除 1
同様にアイテムのキャプション情報を消します。
まずは検索アイテムを選択して[F2]キーをタイプします。
検証アイテムのキャプションを削除 2
アイテムのキャプション情報を消します。
合否判定による分岐
ActiveTechを使ってみる
で説明した通りですが、ネット環境によってHPの表示時間は不定です。
ActiveTechの技術は単独の操作ではリトライ出来ませんので、NGの場合は範囲選択する操作に戻る必要があります。
そこで分岐機能とリトライ回数を設定します。
分岐にはタグを指定して行います。
タグは何でも良いですが、重複しない事が前提です。
重複した場合はルートアイテムから検索して前者優先となります。
ここでは “retry1” と入力します。
合否判定によるループ
最大リトライ回数を設定します。
さて、ここで少し考えなければならない問題があります。
何処で何秒ウェイトさせて、何回リトライさせたらエラーとするかと云う事です。
ここでは以下の設定にしてみます。
(設定できるのはウェイト時間です。実働には更に操作時間が掛かります。)
何処のアイテムへ戻る?
:
ActiveTech操作の始まるアイテム
=
2つ前のアイテム
何秒ウェイトする?
:
最短で動く時間
=
1000 msec(1秒)
何回リトライする?
:
回数 = 待っても良い時間 ÷ 最短で動く時間
=
5回
ということで、回数に“5” を設定します。
合否判定による分岐先 1
リトライするアイテムを選択します。
合否判定による分岐先 2
検証アイテムで設定したタグ名 “retry1” を入力します。
これで検証でNGになった場合に、タグ名 “retry1” を持つアイテムを検索して実行してくれます。
アイテムのインターバルを編集
インターバルの[カスタム]ラジオボタンを選択して、
MIN値を “1000” に設定します。
<<<< ここまでの作業を[F5]キーをタイプして実際に動くか確認してみて下さい。>>>>